坐骨神経痛ニュース

椎間板ヘルニアの新たな原因遺伝子

=椎間板ヘルニアの遺伝子2種発見=特定タイプだと発症率3倍−理研など=

腰痛や座骨神経痛を引き起こす椎間板ヘルニアの原因遺伝子が、新たに2種類見つかった。理化学研究所が慶応大、富山大、京都府立医科大、熊本大の整形外科の協力を得て、約850人の患者を調べた成果。論文は9日付の米科学誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクスに掲載される。(詳細は時事通信へ

=椎間板ヘルニアの新たな原因遺伝子を発見=

腰痛の大きな原因となっている椎間板(ついかんばん)ヘルニアの原因となる遺伝子を、独立行政法人理化学研究所(理研)と慶大、富山大、京都府立医大、熊本大の研究チームが発見した。椎間板の変性による腰痛や椎間板ヘルニアの画期的な治療法、治療薬の開発につながると期待されており、米国の科学誌「American Journal of Human Genetics」に掲載された。

 椎間板ヘルニアは、加齢に伴う椎間板の老化現象がもとで発症。腰痛や坐骨神経痛に加え、下肢の筋力低下や感覚障害などの症状を起こす。日本では少なくとも100万人以上が罹患(りかん)している。厚生労働省のデータによると、椎間板ヘルニアによる入院患者は1000人当たり7.4人になるという。椎間板ヘルニアの発症には、複数の遺伝子が関与しているとみられ、これまでに幾つかの原因遺伝子が報告されてきた。しかし、原因は依然として不明で、根本的な治療法の開発が期待されている。(詳細はキャリアブレインニュースへ)